中学校教科紹介
英語グローバル人材の育成
Q:なぜ英語を学ぶのでしょうか?
A:インターネットの普及は英語によって得られる情報量を膨大に増やしました。また企業の国際化は英語の利用を当然のこととしています。海外に出ずとも、私たちにとって英語は必要不可欠な道具といえます。
Q:桜美林の英語教育で大切にしていることは何ですか?
A:世界を舞台に活躍された創立者清水先生の精神を受け継ぎ、多くのことを学び、人のためにその知力を活かせる人間を育てることを大切にしています。
授業のながれ
英語を楽しみ、異なる言語や文化に触れることによって、積極的に コミュニケーションを取ろうとする姿勢を身につけることが目標です。入門期に大切な「聴く・話す」ことに焦点を当てることで、英語の音やリズムに親しみ、自己紹介ができるようになります。
英語と日本語の文構造の違いを理解し、学んだ文法項目や語彙を使って実際のコミュニケーションにおいて活用できるようになることが目標です。身の周りの出来事を英文で書いたり、自分の考えや意見を表現できるようになります。
これまでに培ってきた言語や文化に対する理解を深めることが目標です。オーストラリア研修旅行で想定される様々な場面に応じたコミュニケーションができるようになり、また、英語でのプレゼンテーションにおける姿勢や態度も身につけます。
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オンラインスピーキング授業 (中学3年生)
「話す力」を鍛えるためにネイティブの英語講師とマンツーマンでの英会話授業を年間約10回行っています。
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数学論理的な思考力を鍛える
Q:なぜ数学を学ぶのでしょうか?
A:数学は、私たちの生活を支える技術や様々な現象の解明に役立っています。その基礎を身につけるとともに、論理的に考える力を養ってほしいと考えています。
Q:数学を学ぶ上で大切なことは何ですか?
A:基本をしっかり理解した上で、習ったことを自分なりに使っていろいろ試してみようとする姿勢が大切です。
授業のながれ
週4時間数学の授業があります。「算数」から「数学」に名前が変わり、文字を使った式や関数など中学・高校で学ぶ数学の土台となる内容を学習します。解き方を覚えるだけでなく考え方を理解すること、スムーズにできるまで練習することを勧めています。
数学は代数(週3時間)と幾何(週2時間)の2科目に分かれます。代数では因数分解など応用範囲の広い内容を学び、幾何では図形の性質がなぜ成り立つのか?を考える学習が増えます。学習したことや自分の考えを式や言葉で表現できるようにしていきます。
前半で中学の内容を終え、後半は高校の内容(数学I・数学A)に入ります。高校の数学は抽象的で計算も難しくなりますが、日常生活とのつながりも見えてきます。よりよい解き方を工夫したり、自分の解答を吟味する姿勢を身につけていきます。
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数学検定
数学検定を学校で受検することができます。ここ数年、毎年30人前後の中学生が受験しています。準2級(高校1年終了レベル)に合格する中学生もいます。数学検定では、社会生活に役立つ数学の技能を試す問題が記述式で出題されます。これからの時代に大切な思考力・判断力・表現力の向上にもつながり、受検を勧めています。
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国語考え、表現する力を身につける
Q:なぜ国語を学ぶのでしょうか?
A:人と人のコミュニケ—ションには言葉を用います。グローバル化していく世の中にあって、言葉を正確に操り、文章を正確に読み取る力を身につけなければいけません。そのために国語を学ばなければなりません。
Q:国語を学ぶ上で、先生が私たちに身につけてほしいと思うことは何ですか?
A:文章を正確に読み取るためには言葉の意味が分からないといけません。そのためにも語彙力を高めていくことが大切だと考えています。
授業のながれ
桜美林の国語の授業は「国語」と「言語文化」から成ります。国語では、評論文から筆者の意見を論理的に読み取ること、小説から登場人物の心情を読み取ることが目標です。また言語文化では古典の世界に触れ、仮名遣いなど古典の基礎を学びます。
1年次から継続して国語では評論文や小説を通じて、筆者の意見や考えを、根拠を持って読み取ることや登場人物の心情や思いを読み取ることが目標です。言語文化では古典に表れたものの見方や考え方に触れるなど、古文の学習が本格化します。
国語では、中学3年間のまとめとして論理的思考や批判的思考など、多角的に文章を読むことを目標としています。また言語文化では、古典文法の基礎(用言の活用や敬語など)を学び、その成果を高等学校での学習につなげることが目標です。
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ビブリオバトル
国語の授業では、一人ひとりがお気に入りの本を紹介するビブリオバトルを行っています。それぞれが3分間の持ち時間の中で、本の楽しいところやおすすめのポイントを説明し、最後にクラス全体でどの本が読みたくなったか投票します。
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社会興味から生き方を見つける
Q:なぜ社会を学ぶのでしょうか?
A:社会では「生きる力」を学びます。地理では、今自分が生きている場について学び、歴史では過去を学ぶことで今や将来へむけてよい選択ができるようにし、公民では世の中の仕組みを学びます。どれも、今後みなさんが生きていくのに、必要なことばかりです。
Q:身の回りで起きることに興味をもとうと言われたことがあるのですが、ポイントはありますか?
A:TV番組で話題のテーマや人気の商品など、どんなことでも注意深く観察することがポイントです。
授業のながれ
1年生では世界地理・日本地理を学習します。気候や地形などの自然的特徴を理解し、地域によって異なる生活や文化などの人文的特徴を自分の言葉で説明できるようにします。地図・写真・グラフなどからその特徴を読み取り、分析する力をつけていきます。
2年生では歴史を学習します。日本史を中心に歴史の流れと世界とのつながりについて学習した上で、現代社会の諸問題の原因の一部が過去にあることを理解し、その解決策を自分なりに考えられるようにします。自分の考えを人に伝える練習もします。
3年生では政治や経済を学習します。民主的な政治の礎である人権について理解を深め、政治の仕組みや主権者としてどう政治に参加していくかを考えます。また自分の生活と経済活動の関わりを身近な事から見出し、主体的に社会活動に向かう姿勢を作ります。
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「めざせ!ニュースキャスター」
中学3年生の公民の授業では2学期中間試験後から、自分で選んだニュースをキャスターになりきって、キーワードを中心にまとめ、2分以内にクラスのみんなに解説します。
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理科科学技術の入り口を覗こう
Q:なぜ理科を学ぶのでしょうか?
A:私たちの周りには、理科(科学)に関することがたくさんあります。例えば、今みなさんが見ているこの学校案内にもたくさんの写真が使われています。画像を写したり記録したりする技術にも理科が関係しています。理科ではこのような科学技術の入り口を学びます。
Q:桜美林の理科で、独自に取り組んでいることはありますか?
A:生徒たちは全員、夏休み期間中に『探求課題』に取り組んでいます。2学期には授業で研究成果を発表し合います。
授業のながれ
1年生では、中学校で学ぶことの基礎力を身につけます。実験・観察を数多く行い、結果を分析してレポートにまとめる力を養うことに重点を置いています。夏休みには各自で探求課題(テーマは与えられます)を行い、9月にクラスで発表をします。
2年生では、1分野(物理・化学)と2分野(生物・地学)に分かれて授業が進みます。各分野とも、より専門的な内容を学習するとともに応用力を身につけます。夏休みの探求課題は、いくつかのテーマの中から1つを選び、データの処理能力を向上させます。
3年生では、引き続き2つの分野に分かれて授業を進め、高等学校での学習につなげます。また各自で自由テーマを決め、1学期から実験計画を綿密に立てながら夏休みの探求課題に取り組みます。また自分の考えたことを他人に伝えるプレゼンテーション能力も養います。
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「探求課題」と「探究心」
「探求課題」は夏休みに実験してレポートにまとめます。9月に各クラスで発表した後に桜空祭(文化祭)で展示されます。この中で特に優秀なレポートは「探究心」に掲載されます。
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第二外国語中高を通じて、英語だけではなく第二外国語の授業もおこなっています。
コリア語(韓国・朝鮮語)
小学生が平仮名を学ぶように、コリア語の授業でも、まずは文字を学習することから始めます。そして日常生活で使用頻度の高い語彙を選んで、読める・書ける・聞きとれる・話せるように練習を重ねていきます。韓国の街並みにある看板や好きな歌の歌詞が読めたり、またそれらを書けたり、ドラマや映画のセリフが聞き取れたり、韓国からの留学生と話ができたりするのはとても素晴らしいことです。
中国語
発音や会話の練習を中心に授業が進みます。自分の趣味や家族、自己紹介、また友人を遊びに誘ったり、店員さんと値引き交渉をしたりと、様々な場面で会話ができるように、授業では毎回全員に話す機会が与えられます。中国語の学習を通して、中国の中高生との交流はもとより、日頃の生活における他者とのコミュニケーション力も身についたらと考えています。
教養科目
聖書
隣人を自分のように愛しなさい
「聖書」を通じて、かけがえのない自分を大切にし、隣人愛の心を育み、より良い豊かな生き方ができる大人へと成長していきましょう。
学びが心を耕す
授業の学びを振り返り、キリスト教的価値観を基に思考力を高めます。
音楽
音楽で感性を磨こう!
中学生の音楽は「歌う」「聴く」「学ぶ」ことを柱に、文字通り楽しく授業を行います。日々の賛美歌から名曲の鑑賞まで、音楽を「楽しむ」ことから始めましょう。
合唱コンクール練習
2学期は音楽の授業もHR教室でも、合唱コンクールの練習に熱が入ります。
美術
豊かな感性を育てよう
各学年で、絵画・デザイン・造形を基礎から応用に発展させる形で取り組んでいます。様々な素材・技法に少しでも多く触れてみましょう。
遠近法に挑戦
アクリル絵の具の使い方や色の特徴を生かして、遠近法を学んでいます。
技術
現実の世界を動かそう
中学1年生・2年生の技術科の授業では、プログラミング学習を取り入れています。ものづくりへの関心を高めるとともに、論理的思考力を伸ばしましょう。
仲間とともに学ぶ
知育ゲーム機製作グループワークでは、画面内だけで完結するゲーム作りではなく、自作のコントローラと、実行結果に反応するカラクリを作ります。
家庭
体験から学びましょう
家庭科の授業は、生活をよりよくしようとする態度を育てることが目標です。生活の自立に必要な衣・食・住に関する基礎的な知識や技術を身につけて、人生を自分らしく充実したものにしましょう。
調理実習
お米のとぎ方、炒め方、焼き方、包丁をはじめ調理器具の使い方など、調理実習では体験から学ぶことばかりです。
体育
心と身体を鍛えよう
中学生の時期は心身の発達がたいへん顕著な時期です。自ら運動に親しみ、楽しさや喜びを感じながら、健康の保持増進と体力の向上を目指しましょう。
マラソン大会
3学期は、中学から高校までの全クラスで一斉にマラソン大会に向けて、マラソンの授業になります。