中学校イースター礼拝
2021年4月28日
礼拝
中学校
イエス・キリストの「復活」を祝うイースター(復活祭)は「春分の日の後の最初の満月から数えて最初の日曜日」と定められています。移動祝祭日のため、その年によって日が変わり、今年は4月4日がイースターでした。桜美林中・高では4月の第4週・5週の学年ごとの礼拝で毎年イースターをお祝いしています。
今日28日(水)の中学校礼拝はイースター礼拝でした。新型コロナ感染拡大防止のため放送ではありましたが、「“復活信仰” によって生まれた桜美林学園」と題して、土橋敏良桜美林学園チャプレンよりお話を伺うことができました。
桜美林学園が建っているこの丘を、どうして清水安三先生は、「復活の丘」と名付けられたのか、もし誰かから説明を求められたなら、いつでも皆さん自身が答えられるようにしておいてください。『石ころの生涯』の安三先生の本の中で、ローマの信徒への手紙4章の言葉から、先生はこんなふうに話しておられます。
「この神、すなわち、死人を生かし、無から有を呼び出される神を信じたのである。望み得ないのに、なおも望みつつ信じた」「聖書にこうした聖句のあることはまことに感謝すべきことである。もし敗戦を機に、崇貞学園が中国政府に接収されてしまったことで、私がまるっきり絶望してしまったならば、到底、今日の桜美林学園は存在しない。このように、キリスト教の復活信仰は、人生に再出発の出来ることを教える宗教である。諸君が将来世に出て、挫折しても、失敗しても、自ら命を絶つようなことはするではないぞ。挫折したならば、もう一度、立ち上がればよいのである。」「長い人生において、諸君らは難問にぶつかり、大いなる危機に立つこともあるであろう。その時、諸君に復活の信仰があるかないかによって、ペチャンコになるか、それとも試練によって一層躍進するかが決まるであろう。キリスト教に復活の信仰があることは、どのくらい挫折、破産、失敗に遭遇した者を、再起、再出発せしめる大いなる力であるか、はかり知れない。」
オベリンナーとして、コロナ禍にあってもめげずに頑張っている皆さん、この安三先生の言葉を胸に、みなさんの命を、魂を、大事に扱ってください。そして正直な心をもって、復活のイエスさまと出会ってください。
創立者・清水安三先生もまた、御自身の経験を踏まえて、遺言のようにして私たちに熱く言い残してくださった「復活信仰」を、私たちは今日、このイースター礼拝で、お互いの心にしっかりと刻みつけたいと思います。