さくらサイエンスプログラム
2022年2月25日
お知らせ
高校
国際青少年サイエンス交流事業 さくらサイエンスプログラム
国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)による「さくらサイエンスプログラム(海外の若者に日本の科学技術を体験してもらう事業)」を通じて、桜美林大学がアメリカ・オレゴン州のタイガード高校の生徒たちを日本に招聘する予定でしたが、昨今の新型コロナウィルスの感染拡大によって来日を断念せざるを得ず、今回はタイガード高校の生徒と桜美林高校の生徒が「防災・減災」をテーマに、ともにオンラインで学ぶこととなりました。
交流の機会は2日間設けられ、第一日目の23日(水)は、桜美林大学リベラルアーツ学群の片谷教孝教授より「構造と建物の強度の関係」を学ぶために実験を行っていただきました。簡易模型を用いて筋交の有無による揺れの違いや、共振することで倒壊などの被害が大きくなることなどを学びました。地震をめったに経験しないアメリカの生徒たちは興味深く受講していました。
第二日目の25日(金)は片谷教孝教授に「日本における自然災害の歴史」について講義を行っていただきました。質疑応答の時間ではアメリカ側から、災害後の復旧や復興にかかる時間や費用がどれくらいなのか、災害時において人々が規律正しく行動できるのはどうしてかなど様々な質問が寄せられていました。また最後には短い時間ではありましたが、小グループに分かれて日米の高校生の交流の場を持つことができました。17時間の時差があるため桜美林生は早朝の参加となりましたが貴重な機会が得られました。