社会科特別授業

2022年6月18日

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社会科特別授業
ウクライナ=ロシア(戦争)と私たち

私たちは、2022年の2月以降、ウクライナやロシア、ベラルーシという地域や国を毎日のように耳にするようになりました。ところで、これらの地域のことを、「国」という枠組みを外して考えてみたことは、あるでしょうか?

長年ウクライナの研究を続けている井口靖先生(ウクライナ研究会会員 共著『ウクライナを知るための65章』)に講師をお願いし、特別授業を開催しました。

本日18日(土)の放課後、部活動やそれぞれの活動で忙しいなか15名の生徒たちが集まり、井口先生の講義を拝聴しました。中学3年生は現在、一人1つ、平和を考えるためのテーマで論文を書く準備をしています。高校1年生は、外国人用防災ガイドを、日本語以外の言語で準備し、探究活動を進めてきました。高校2年生は、沖縄修学旅行に向け、沖縄戦を中心に平和学習を続けています。

それぞれの興味関心から「ウクライナを知りたい」という思いのもと、生徒たちは熱心に話を聞き、質問をしていました。ウクライナの話から、ロシア名を持つアイヌの人々の話、日中戦争時の清水安三先生の話など、時代と地域を超えてそこに生きた人たちのことを知ることで、新たな歴史や問題の見方があることに気が付く90分でした。

いついかなる時も、私たちはそこに生身の人間がいることを忘れてはいけない。
参加した生徒たちには、そのような決意のもと、今日の学びや気づきをそれぞれの授業や探究活動に結びつけてほしいと思います。