収穫感謝礼拝

2022年10月27日

礼拝

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収穫感謝礼拝を守りました

10月18日(火)から21日(金)の学年礼拝では収穫感謝礼拝を行いました。収穫感謝礼拝の歴史はイギリスからマサチューセッツ州のプリマスに移住したピリグリム・ファーザーズにまでさかのぼります。彼らが到着した1620年には大寒波が起こり、多数の死者が出ました。しかしアメリカ先住民のワンパノアグ族からトウモロコシの種などを譲り受け何とか生き延びました。翌年、その感謝を表す目的で先住民と共に礼拝を行ったとされています。現在、世界各地のプロテスタント教会では10月の中頃になると収穫感謝礼拝を行うようになっています。

桜美林でも10月の第2-3週目の間に全校で収穫感謝礼拝を行っています。豊かな食べ物の恵みに感謝するとともに、食べることや生活に困難を覚えている人を思い起こし、共に生きる社会を創り出すことを目的として献米を行っています。当日は各教室で奉仕・宗教委員の生徒がお米を回収しました。生徒一人一カップのお米ですが、全校の力を合わせるととても大きな量になります。このお米は横浜市にある「寿地区センター」と相模原市にある「木曜パトロール(以下、木パト)」という団体に捧げています。

礼拝では日本基督教団翠ヶ丘教会牧師の井殿準先生をお招きして「Do the right thing」と題してお話をしていただきました。先生が関わっていらっしゃる木パトの支援活動について詳しく教えていただきました。また、捧げられたお米が路上生活者の炊き出しで使用されていることも伝えてくださいました。生活に困難を覚え食べるものや住む場所を失っている方々が大勢いるのだということに、日本のもう一つの社会の現実を思い知らされました。

26日(水)には寿地区センター主任の汀(みぎわ)さんとスタッフの近藤さんが来校され、高校の宗教委員が集まり寿地区の現状をお聞きしました。その後、高校で集まったお米(段ボール11箱)をすべてお渡ししました。翌日の27日(木)には木パトスタッフの井殿先生が来校され、中学で集まったお米(段ボール4箱)を奉仕委員がすべてお渡しました。生徒が協力して集めたお米はこれから各団体の炊き出しで多くの方の体と心を支える活動に用いられることになります。
桜美林中学高等学校はこれからも、神さまの恵みに感謝し、貧しさの中にある人と共に生きていくことを喜びとして活動を続けていきたいと願っています。