第15回 東京ー祈りの輪

2024年6月2日

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第15回東京-祈りの輪が開催されました

東京都のプロテスタント学校の生徒教職員が集まり「第15回東京-祈りの輪」が5月25日(土)に恵泉女学園中高で開催されました。
桜美林からも生徒と教員が参加しました。今回は金沢にあるキリスト教学校の北陸学院高校の生徒2名と先生をお招きして、被災の状況や現状、また北陸学院が行っている支援活動についてのお話を聞きました。その後に小グループごとに分かち合いと能登半島地震を覚えて祈る時間を持ちました。キリスト教学校の生徒教職員が被災された方を覚えて祈る活動は15回目を迎えました。
祈りから新たな行動と交わりの輪が広がっていくことを期待したいと思います。

=参加生徒の感想(抜粋)=
・北陸学院の方からのお話を聞いて、今現在の地震の被害状況や学校での取り組みを知ることができました。ニュースでも取り上げられることが少なくなってしまった中で、被災の当事者の方の言葉を聞くことができたため、自分の中で止まっていた能登半島地震の印象が少し変わりました。

・グループに分かれて話し合いを行なった際に、ある方が言っていた「私たちに今できることは、当事者の方の思いに耳を傾けることではないか。」という言葉がとても印象に残っています。支援物資はたくさん届いていてもほとんどがカップ麺だったりと、当事者が本当に求めているものではない場合があります。そのため、被災当事者が何を求めているのかを正確に汲み取るためにも話に耳を傾けることが大切だと思います。

・現地から離れた私たちよりも被災された北陸学園の生徒の方々の方が動いていることに尊敬と自分達にできることを考えさせられました。また来年も参加して人と人との輪を広げていきたいです。

・私は昨年の東京祈りの輪にも参加したので、そのことも思い出しながら今年も参加しました。昨年はウクライナのことを覚えて祈りましたが、今年は能登半島地震のことを祈りました。東京祈りの輪は東日本大震災をきっかけにして、始まったものだと以前教えていただきました。しかし、ここ最近は、毎年のように祈る内容が変わっていて、日本国内、世界には不安を抱えて苦難の中で生きている方々が大勢いることを改めて感じました。

・能登半島地震を経験した被災者の方から直接お話を聞くことが出来た事にとても感謝しています。遠路はるばる私たちのために発表の準備をして辛い経験をお話して頂けたことはとても貴重な時間でいい経験となりました。金沢内でも自分たちに何ができるのか、実際まだ大規模な支援をすることが出来ずにもどかしい思いをしていると聞きました。やみくもに支援をするのではなく、被災地の様子や状況に応じて復興を支えることの難しい現実を知りました。